フランスのAlcatelは現地時間4月13日に,ADSLモデム「Speed Touch Home」とネットワーク端末「Alcatel 1000 ADSL」でセキュリティ・ホールを確認したことを明らかにした。

 米Carnegie Mellon UniversityのComputer Emergency Response Team (CERT) と協力し,指摘された問題の究明に当たっている。

 Alcatel社は,CERTとSan Diego Supercomputer Center (SDSC) が作成したセキュリティに関する報告書に基づいて,ADSLモデムをテストした。同社が把握しているかぎり,報告されたセキュリティ・ホールによる被害はまだ発生していないという。

 Alcatel社は,リモート・ユーザーによるモデムへの不正アクセスを防ぐためのセキュリティ機能「Firmware Protection」をプリインストールしている。

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