フランスのAlcatelは現地時間4月13日に,ADSLモデム「Speed Touch Home」とネットワーク端末「Alcatel 1000 ADSL」でセキュリティ・ホールを確認したことを明らかにした。
米Carnegie Mellon UniversityのComputer Emergency Response Team (CERT) と協力し,指摘された問題の究明に当たっている。
Alcatel社は,CERTとSan Diego Supercomputer Center (SDSC) が作成したセキュリティに関する報告書に基づいて,ADSLモデムをテストした。同社が把握しているかぎり,報告されたセキュリティ・ホールによる被害はまだ発生していないという。
Alcatel社は,リモート・ユーザーによるモデムへの不正アクセスを防ぐためのセキュリティ機能「Firmware Protection」をプリインストールしている。
◎関連記事
■ADSLモデムがケーブル・モデムを凌駕する勢いに。2000年Q2のシェア1位は米Efficient---。
■米国の家庭向け高速接続,2004年にはDSLとケーブル・モデムがほぼ同等のユーザー数に米Strategis Group
■「今後5年間でVDSLが伸びる。ADSLより高速でビット当たりコストは4分の1」
■「2002年末の全米DSLユーザーの総数は600万」---と米国の調査機関
■「ケーブル・モデムとADSLは対決せず共存,ともに高成長する」とIDC
■米TI,ADSLポートの2000年の出荷台数が前年比25倍に
■米AMDが仏Alcatelを提訴,「フラッシュ・メモリの購入契約を不履行」
■仏アルカテルと米シーベルがコンタクト・センター向けソリューションで提携
セキュリティに関する情報は総合IT情報サイト『IT Pro』の「セキュリティ」で詳しくお読みいただけます。
[発表資料へ]