米インテルがStrongARM対応のテレマティックス・プラットフォームを明らかに

横田英史

2001.04.12

　米Intelが米国時間4月11日に，「StrongARM」やマイクロアーキテクチャ「XScale」ベースのプロセサに対応した車載機器向けソフトウエアの開発状況を明らかにした。

　米Microsoft，米IBM，カナダQNX Software Systems，米Wind River Systems，米Fonix，ベルギーLernout & Hauspie Speech Productsなどが，StrongARMやXScaleに対応した製品をリリースする。

　Microsoft社は「Windows CE for Automotive」で対応する。StrongARMプロセサ対応のMicrosoft Windows CE for Automotiveは同日利用可能になった。またIntel XScale対応版は2001年中にリリースする予定。

　IBM社は，組み込みJava向け開発ツール「VisualAge Micro Edition」でStrongARM SA-1110プロセサおよびXScale搭載製品に対応する。また，IBM社は「Embedded ViaVoice」製品をStrongARMやXScaleと組み合わせる作業を進めており，テレマティックス向けの雑音に強い音声認識とテキスト読み上げソリューションを提供する予定である。

　QNX社はOS「QNX RTOS」で対応する。Wind River社は，統合開発環境「Tornado」，リアルタイムOS「VxWorks」，「VisionICE」ツール，「Personal Jworks」JavaソリューションでXScaleおよびStrongARMのアーキテクチャをサポートする。

　Fonix社は音声認識ソフト「Automatic Speech Recognition」をStrongARMとXScale向けに最適化する。2001年半ばに利用可能にする。Lernout & Hauspie社は雑音に強い音声認識技術「ASR 200」と「ASR 1600」エンジン，テキスト読み上げ技術「TTS3000」をStrongARMとXScaleで使えるようにする。2001年半ばにリリースする予定である。

　Java関連の技術・製品・市場に関する情報は総合IT情報サイト『IT Pro』の「Java」で詳しくお読みいただけます。

＜市場調査＞
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■2005年の車載情報システム市場は80億ドル超規模に---ABIの調査
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http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/ITPro/USNEWS/20010224/6/
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