米Palmと米Handspringが米国時間4月11日に,「Palm OS」のライセンス契約を延長したことを明らかにした。
Handspring社はPalm OSをベースにした製品の開発と販売を,2009年4月まで継続することができる。契約拡大に関する金額などの詳細については明らかにしていない。
Handspring社は1998年以来,Palm社からPalm OSのライセンス供与を受けている。両社は密な連携体制をとっており,例えばUSBや16ビット・カラーへの対応機能などHandspring社が開発した機能をPalm OSに組み込んでいる。
ちなみにPalm社によると,Palm OS向け開発を手掛ける登録者の数は15万人を超えており,これまで8700種類以上のソフトウエアと数百種類にのぼるオプション・ハードウエアを開発した。1カ月あたり約400~500種類の新たなPalm OS向けソフトウエアが市場に登場している。
同社のライセンシおよび戦略パートナにはHandspring社のほか,米IBM,京セラ,ソニー,米Symbol Technologies,TRG社などがある。
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