米Adobe Systemsが米国時間4月10日に，「Acrobat Reader for Palm OS」のパブリック・ベータ版をリリースしたことを明らかにした。Adobe社のWWWサイトから無償でダウンロードできる。
「Acrobat Reader for Palm OS」は，PDFファイル作成ソフト「Acrobat 5.0」と「Adobe PDF」を携帯情報端末（PDA）向けに変更したもの。「Acrobat 5.0」はAdobe社が3月にリリースした新版で，XML文書対応やオンライン共有機能などを追加している。
また「Acrobat Reader for Palm OS」は，Palm機の同期化機能「HotSync」により，デスクトップ・パソコンやノート・パソコンとPalm機のあいだでのPDFファイルの同期化にも対応する。
Adobe社は，WWWサイトで画面表示などの詳細情報を提供している。
「Acrobat Reader for Palm OS」が対応するパソコンのOSは，Windows 98，Windows ME，Windows NT 4.0，Windows 2000。Palm OSはバージョン3.1以上，200Kバイト以上の空きメモリが必要。
「Acrobat Reader for Palm OS」の正式版は2001年後半にリリースの予定。まず英語版を用意し，外国語版やMachintosh版を順次投入する計画である。
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