「女性はインターネットがコミュニケーション,ショッピング,情報獲得のツールとして生活の向上をもたらし,時間の節約に役立っていると考えている」などとする調査結果を,米Microsoftが米国時間4月9日に発表した。

 Microsoft社のMSNとMillward Brown IntelliQuest社が,18~54才の女性と3才未満の子供を持つ女性を対象に,インターネット利用状況について調査を実施したもの。

 それによると,オンラインとオフラインの両方における商品購入の決定に,インターネットが大変役立っているとする女性が過半数を占めた。

 主な調査結果は以下の通り。

■3才未満の子供を持つ母親の場合

・電子メール,インスタント・メッセージング,電子グリーティング・カードなどのオンライン利用が増えており,電話でのおしゃべりやテレビ鑑賞の時間が減少している。

・32%の母親は,オンライン・ショッピングを活用しているためショッピング・モールに出かける回数が減っている。

・MSNサービスの女性ユーザ全体に比べ母親層は,家族や子供,またオンライン・ゲーム専門のサイトを訪れる傾向が高い。

■18~54才の女性の場合

・78%が,商品を購入する前にインターネットを使って商品に関する情報を入手する。

・インターネットは便利で時間の節約になると考えている女性は60%以上。

・女性の33%は生活用品をオンラインで調べ,オフラインで購入する。

・より多くの情報を得るためにバナー広告をクリックする回答者は60%以上。

・女性は結婚,マイホームや車の購入,出産といった人生の節目でオンラインの活用の仕方が変わる傾向がある。

・69%が毎日オンラインを利用している。57%はインターネット経験年数が3年以上だった。

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