米Aribaと米Agile Softwareが米国時間4月2日に，両社の合併計画を白紙撤回することで合意したことを明らかにした。解約金などの支払いは行わない。
Ariba社は米国時間1月29日に，企業間（BtoB）電子商取引向けコラボラティブ・ソリューションの提供を行う米Agile Softwareを約25億5000万ドルで買収すると発表していた。
「経済や市場の困難な状況により合併計画の遂行が阻まれたことを残念に思う。我が社は引き続き電子商取引事業の拡充とアプリケーションやネットワーク・ソリューションの提供に注力する」（Ariba社会長兼CEOのKeith Krach氏）。
なおAriba社は，2001年1月～3月期の決算が大幅に事前の予測を下回る見込みであることを同日明らかにしている。売上高は前年同期と比べて125％増の約9000万ドルとみる。
「経済の低迷とIT関連予算の引き締めが我々の予測以上に厳しくなっている。最も影響が大きいのは北米だが，欧州にも影響が表れ始めている」（同氏）。
さらに同社は，各主要分野における支出削減計画について明らかにした。従業員全体のおよそ1/3にあたる約700人の人員整理を行う。
「我が社は業界でも優秀な人材を所有しているが，残念ながら他の企業と同様に辛い処置をとらなければならない。現在の市場状況では，我が社の業績見通しは非常に厳しいものとなっている。そのため，支出構造の見直しが急務だ」（同氏）。
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[www.ariba.comに掲載の発表資料（買収計画解消）]
[www.agilesoft.comに掲載の発表資料（買収計画解消）]
[www.ariba.comに掲載の発表資料（下方修正）]
