「ティーン・エイジャー向け市場は,アパレルや音楽CDからフードなど全てのカテゴリを合わせ,現在1550億ドル規模(年間)にのぼる」。インターネット・ラジオの米Interepが米国時間4月2日に,調査結果を発表した。

 調査はInterep社が米Mediamark Researchの協力を得て10代を対象に実施,回答を得たもの。

 「家庭で何かを買うときに自分(10代)が商品を選択すること」に関し,「時々ある」と「よくある」との回答が合わせて55%にのぼった。「商品の購入に関し自分が大きな決定権を持っているもの」としては「健康/美容関連」「スナック菓子」「飲料」が多かった。

 支出額としては,「靴」「洋服」「コンピュータ・ソフトウエア」「ビデオ・ゲーム」のカテゴリが高かった。自分が自由に使えるお金の出所は,主に「親から与えられるこづかい」「(お祝い金やお年玉など)人からのプレゼント」「アルバイト代」の3種類。16歳以上のハイティーンの53%が,「アルバイト」か「フルタイムの仕事」に就いており,収入は「週に100ドル以上」が30%強だった。

 ティーンの興味/関心は「音楽」のカテゴリが依然として高く,「大好きなものトップ10」の回答のうち6つをミュージシャンが占めた。「音楽に関連する媒体での広告効果が最も高いといえる」(Interep社)。ティーンの90%が平日に運転中,ラジオを聞くという。

 インターネットにアクセスしている比率は約8割。「自宅で利用」が46%,「図書館か学校」が44%だった。用途は「電子メール」「宿題/調査研究」「WWWサーフィン」が多かった。

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