米IDCが米国時間3月26日に,従業員管理(WFM:workforce management)アプリケーション市場に関する調査結果を発表した。WFMアプリケーションの売上高は年平均29%で増加し,2000年の15億ドルから2004年には40億ドルを超えるという。

 「ベンダはWFMアプリケーションの普及を進めようと躍起になっている。WFMアプリケーションの導入を促すカギは,販売前および販売後の教育とナレッジ提供である」(IDC,Enterprise Resource Managementプログラム調査マネージャのAndrew Goloboy氏)。

 WFMアプリケーション市場は近い将来,ERP(enterprise resource planning)市場と統合し,ERPベンダがWFMの本質的な機能を提供するとIDCはみる。

 WFMアプリケーション市場が成長するための要素として,IDCは以下の内容を挙げた。

・WFM機能をWWW対応にし,従業員の雇用,配属,確保に役立てる。

・コラボレーション,コンテンツ関連,解析機能を追加し,WFMスイートとしての性能を持たせる。

 また,就職希望者の追跡,作業スケジュール管理,各種報酬管理などの機能にも焦点をあてるべきである。

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