米Charles Schwabが米国時間3月22日に,人員削減を含むリストラ計画について明らかにした。

 全従業員の11~13%に相当する2750~3400人の従業員を削減する。まず,2001年第2四半期に2000~2300人の正社員と150~200人の契約社員を解雇する。さらに正社員を対象として,今年中に600~900人の自主退職者を募る。

 同社は,職場スペースの縮小やシステムの撤去についても検討しているという。

 Charles Schwabによると,リストラ計画により2001年第2四半期に7000万~1億ドルの経費を計上するが,2001年第3四半期以降に1四半期当たり4000~4500万ドルのコスト節減が見込めるという。

 また同社は,2001年第1四半期の業績に関する見通しを発表した。売上高は約12億ドルの見込み。買収経費などの一時的な費用を除いた純利益は8800万~9800万ドル(1株当たり利益は6~7セント)を見込む。

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