米Citrix Systemsと米Sequoia Softwareは米国時間3月21日に,Citrix社がSequoia社を買収することで最終合意に達したと発表した。買収方式は株式の公開買付けで,Sequoia社株を1株当たり現金5ドル64セントで買い取る。買収総額は1億8460万ドル。手続きは第2四半期に完了する予定である。

 Sequoia社はXMLベースのポータル構築ソフトウエアを手がける企業。同社の顧客および提携企業には,Baker Robbins & Company社,Baylor Health Care System社,BITMO社,フランスのCap Gemini Ernst & Young, 米General ElectricのPower Systems Division,Johns Hopkins School of Public Health,Kaiser Permanente社,米Lehman Brothers,米Lockheed Martin,SAIC社,ドイツのSoftware AGなどが含まれる。

 Citrix社はSequoia社の製品や技術を自社のアプリケーション・サーバー・ソフト「MetaFrame」に取り入れ,アプリケーション・サービス・プラットフォームを拡充する。「ユーザーがあらゆる情報源やビジネス・プロセス,アプリケーションにアクセスできる環境を提供する」(Citrix社)としている。

 「1年前にアプリケーション・ポータル・サイト『NFuse』を発表して以来,顧客からNFuseの機能をWebコンテンツ,Webアプリケーション,Webサービスに対応させて欲しいとの要望を受けてきた。Sequoia社のXML対応製品と技術は,顧客の要求に対応した環境の実現を可能にする」(Citrix社社長のMark Templeton氏)。

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