米Dell Computerと韓国Samsung Electronicsが,TFT液晶パネルに関して提携関係を強化した。両社は5年間の長期契約を結んだ。これによりDell社はSamsung社よりTFT液晶パネルの供給を受ける。またDell社は,普通株に転換可能なSamsung社の転換社債を2億ドル分購入する。Samsung社はこの資金をノート・パソコンおよび液晶ディスプレイの生産拡大にあてる。

 「この契約は,好調なノート・パソコン,InspironとLatitude製品系列向けの液晶パネル確保を手助けする」(Dell社)。同社によると1999年第2四半期における同社ノート・パソコンの出荷台数伸び率は49%。これは業界平均の2倍にあたるという。

 なおSamsung社はこれまで通りDell社に対してメモリ・チップ,CRTディスプレイ,CD-ROMドライブなどの提供を継続して行う。

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