米Gartner GroupのDataquestが米国時間3月20日に,世界の携帯電話機市場に関して調査した結果を発表した。携帯電話機の販売台数は,2001年に5億650万台に達する見込み。しかし,2000年と比べた伸び率は23%で2000年の前年比38%増を下回るという。

 地域別でみた場合,2000年の首位は西欧で販売台数は1億4050万台だった。しかし,2001年は日本を含むアジア太平洋地域が1位を獲得するとみられる。販売台数は2000年と比べて31%増の1億6960万台。2001年における西欧の販売台数は,前年比19%増の1億6660万台の見込み。

 2001年の3位は北米で,出荷台数は前年比18%増の9010万台。中南米は同17%増で4200万台。西欧以外の欧州,中東,アフリカは同23%増の3820万台とみる。

 市場は2005年末まで堅調に拡大し,世界における販売台数は7億4000万台に達する。日本を含むアジア太平洋地域が引き続き市場を牽引し,2005年には2億8000万台を販売する。西欧の販売台数は2億700万台で2位を維持する。

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