電子機器製造請負(EMS)電子機器製造請負(EMS:Electronics Manufacturing Service)大手の米Solectronが米国時間3月19日に,2000年12月-2001年2月期(同社の第2四半期)の決算と8200人の人員削減策を明らかにした。

 売上高は54億ドルで前年同期に比べて85.5%増を記録した。純利益は1億2190万ドル。前年同期と比べると26%の増益となった。第3四半期は,売上高41億ドル~45億ドルを見込んでいる。

 同社の売り上げ比率は,ネットワーク関連が32%,非モバイルのテレコムが20%,モバイルが13%,パソコンが13%,コンピュータ周辺が6%,サーバー/ワークステーションが5%などとなっている。

 8200人の人員削減は,世界規模で実施する。顧客の需要に対応した措置としている。なお8200人の人員削減の多くは,この2週間ですでに実施済みという。ちなみに3月2日時点で7万9000人の従業員を抱えていた。

 なお同社は会計年度第3四半期に,リストラに3億~4億ドルを計上する予定である。

◎関連記事
米ソレクトロンの2000年9月~11月期決算,100.9%増収,73.6%増益
米ソレクトロン,米IBMのオランダの修理センターを買収
米ソレクトロンがメモリ・カード製造の米Centennialを1億800万ドルで買収
業績好調の米Solectron,景気減速でも四半期と通年決算は当初見込み通り

[発表資料]