米Intelが米国時間3月19日に，1GHz動作のMobile Pentium IIIプロセサを日本に1日遅れて発表した。AC電源時と電池動作時に，電源電圧と動作周波数を自動的に切り替える「SpeedStep」を組み込む。1000個ロット時の単価は722ドル（8万5740円）。
電池動作時の動作電圧は1.35V。これは既存のSpeedStep対応Mobile Pentium IIIと同じ。このときの動作周波数は700MHzである。消費電力は2W以下。AC電源時は1.7Vで，既存の1.6Vとから引き上げた。ちなみに1.7Vは，デスクトップ向けの1GHz版Pentium IIIと同じ。
米Compaq Computer，米Dell Computer，米Hewlett-Packard，米IBM，米Gateway，台湾Acerの米国法人Acer America，NEC，富士通，東芝の米国法人Toshiba America，ソニーなどが1GHz版Mobile Pentium IIIを搭載したノート・パソコンを投入する。Intel社によれば，搭載機は20マシン以上になるという。
Intel社は同日，Mobile Pentiumプロセサの900MHz版，およびMobile Celeronプロセサの750MHz版を提供することも明らかにした。900MHz版Mobile Pentiumプロセサの動作電圧はAC電源駆動時1.70V，電池駆動時1.35V。電池駆動時の動作周波数は700MHz。1000個ロット時の単価は562ドル（6万6740円）。
750MHz版Mobile Celeronは動作電圧1.6V。1000個ロット時の単価は170ドル（2万190円）。消費電力は3.5W以下である。
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