米IBMが米国時間3月16日に,Linux対応のストレージ製品群を発表した。
「ハイエンドからローエンドまで,ハード・ディスク装置からテープ・システムにわたり幅広い製品でLinuxをサポートする」(IBM社)。今回Linux対応を発表した製品は以下の通り。
・大規模システム向けストレージ・サーバー「Enterprise Storage Server」(開発コード名は「Shark」):Linuxを搭載した「eServer z900」や「S/390」向け。すでに利用可能。
・中規模企業向けストレージ・サーバ「Modular Storage Server (MSS)」:米Intel製プロセサおよび「Alpha」プロセサ搭載サーバー向け。2001年中に利用可能に。
・ストレージ装置「IBM FAStT200」と「FAStT500」:PCサーバー向け。2001年6月に利用可能に。
・テープ・バックアップ装置「Linear Tape Open (LTO) Ultrium」:2001年中に利用可能に。
・傘下の米Tivoliのストレージ管理ソフトウエア「Tivoli Storage Manager」「Tivoli SANergy」「Tivoli Storage Network Manager」: Tivoli Storage Managerは「eServer xSeries」とeServer z900に対応。Tivoli SANergyとTivoli Storage Network ManagerはIntel製プロセサ搭載機用。Tivoli Storage Network Managerは2001年中に、Intel以外のプラットフォームも含めた完全Linux対応を予定。
なお,米IDCの調査によると,Linuxはストレージ市場で最も急速に伸びており,2004年まで年平均成長率35%で拡大するという。
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