米Microsoftが米国時間3月14日に,Pocket PC向けのアプリケーションやコンテンツを新たに6000本以上投入することを明らかにした。Palm機向けとして人気の高いデータベース「HanDBase」やコンテンツ「MemoWare」なども含まれるという。

 「HanDBase」はユーザーに700以上の用途別フリー・データベースを提供する。「HanDBase for PocketPC」の価格は24ドル。また,「MemoWare」は5700以上のリファレンスや電子ブックのタイトルを提供する。「薬のデータベースや製品の仕様などといった専門的な情報も持ち歩ける」(Microsoft社)。

 Microsoft社によれば,Pocket PC向けアプリケーションのベンダーはこの3カ月間で3万社増加し,現在9万5000社以上を抱えているという。

 Pocket PCを搭載している携帯情報端末には,米Hewlett-Packardの「Jornada」,米Compaq Computerの「iPAQ」,カシオ計算機の「Cassiopeia」がある。

 なお米International Data Corporation(IDC)は最近発表した調査結果のなかで,「個人情報管理(PIM)向け端末市場ではPalm OSが依然として大きなシェアを占めているものの,Pocket PCやBlackBerryがじわじわとシェアを拡大している。Palmはここにきて初めてその牙城が脅かされつつある状況になった」と指摘している。

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