米Gartnerが米国時間3月13日に,世界の企業間電子商取引(EC)市場を調査した結果を発表した。市場は2005年に8兆5000億ドル規模に達するという。

 「景気の低迷は,e-businessで後れをとっていた企業への猶予期間と考えることができる。2005年に利益を上げることができるように,社内のe-business導入やそれに伴う変更管理などの準備を今のうちに整えておくべきである」(Gartner社e-Businessグループ調査ディレクタのLauren Shu氏)。

 2000年に企業間電子商取引は,前年比189%増の4330億ドルを超えた。2001年にはこの数字が9190億ドル,2002年には1兆9000億ドル,2003年には3兆6000億ドル,2004年末には6兆ドルに増加するとGartner社はみる。

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