米Gartner Group Dataquestが米国時間3月12日に，2000年におけるワークステーションの世界市場に関する調査結果を発表した。
売上高は前年比13％減の86億ドル。x86アーキテクチャをベースにしたワークステーションの出荷台数は19％増加したものの，平均単価が低下しているためマイナス成長となった。
売上高ベースでみたメーカーの首位は米Hewlett-Packard（HP）が獲得した。2000年にプラス成長した上位メーカーは米Dell Computerだけ。前年と比べて41％の増収となった。
■2000年における世界ワークステーション市場のメーカ別売上高（推定値/単位：100万ドル）
| 企業 | 2000年 | 1999年 | 成長率（％） | ||
| 売上高 | 市場シェア（％） | 売上高 | 市場シェア（％） | ||
| Hewlett-Packard | 2,024 | 23.5 | 2,244 | 22.8 | -10.0 |
| Sun Microsystems | 1,939 | 22.5 | 2,632 | 26.7 | -26.3 |
| Dell Computer | 1,459 | 16.9 | 1,032 | 10.5 | 41.3 |
| Compaq Computer | 948 | 11.0 | 953 | 9.7 | -0.6 |
| IBM | 938 | 10.9 | 1,347 | 13.7 | -30.4 |
| その他 | 1,314 | 15.2 | 1,648 | 16.7 | -20.3 |
| 合計 | 8,622 | 100.0 | 9,857 | 100.0 | -12.5 |
出典：Dataquest社
「米国と西欧が2000年の売上高全体の74％を占めた。しかし，両地域とも伸び悩みに直面している。出荷台数が1999年より低下した地域は欧州のみで，前年比6.7％減だった」（Dataquest社Computing Platform Worldwideグループ上級アナリストのShahin Naftchi氏）。
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