ビジネス・プロセス管理の標準策定を進める非営利団体Business Process Management Initiative(BPMI.org)が米国時間3月8日に,ラスベガスで開催中のメンバー会議で「Business Process Modeling Language(BPML)」の仕様を公開した。
ドラフト版の「BPML 0.4」はWWWサイトからダウンロードできる。
BPMLはビジネス・プロセスのモデリングに向けた記述言語と位置づける。多数のアプリケーション,事業部門,ビジネス・パートナにおけるコラボレーションやトランザクションといったビジネス・プロセスの抽象化した実行モデルを規定する。
「RosettaNet,ebXML,BizTalkといった企業間(BtoB)コラボレーション向けプロトコルと既存のITインフラとの格差を埋める役割を果たす」(BPMI.org)としている。BPMLは事業管理のためのプロセス設計,実装,実行,管理,最適化を可能にする。
BPMI.orgは米Computer SciencesとIntalio社をはじめとする16社が中心となり,2000年8月に結成。ソフトウエア・ベンダーやコンサルティング会社など75社を超えるIT関連企業が参加している。BPMLはプロセス設計ツール,プロセス・リポジトリ,プロセス・サーバ,プロセス管理ツール,プロセス最適化ツールといった企業向けソフトウエアでの実装を視野に入れる。
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