Sybaseがアプリケーション解析/設計の統合環境「PowerDesigner 8.0」を発表

2001.03.08

　米Sybaseは米国時間3月7日に，企業向けアプリケーション解析／設計の統合環境「Sybase PowerDesigner 8.0」を30日以内に出荷開始すると発表した。データ・モデリング，Unified Modeling Language (UML) モデリング，エンタープライズ・クラスのリポジトリ機能を備える。

　PowerDesigner 8.0は，ビジネス・アナリストや，設計者，データベース/アプリケーションの開発者，管理者による効率的な協調作業を可能にする。設計チームがビジネスの要求条件を把握し，アプリケーションを完成させるまでのさまざまな過程において協調作業を行えるようにする。

　「分散されたアプリケーション開発環境において，開発にかかる時間とコストを削減し，企業はリレーショナル・データベースやアプリケーション・サーバへの投資を最大限に活用できる」（Sybase社）

　同社が発表したPowerDesigner 8.0の主な機能は以下の通り。

・複数のモデリング技術を統合したアーキテクチャ（包括的なUMLモデリング機能，エンティティ/リレーションシップ・モデリング）
・Java技術/PowerBuilder/XMLの生成とリバース・エンジニアリング
・UMLクラス・ダイアグラムを使った，アプリケーション/ビジネス・ロジック/パーシステンスの設計
・データベース構造の生成とリバース・エンジニアリング（主要なリレーショナル・データベースに対応）

　また「MetaWorks」リポジトリのオプションを使うことで，以下の機能を提供する。
・集中型のエンタプライズ・クラスのレポジトリ
・モデル間リンク管理を拡張
・利用者/グループのアクセス権設定
・データ統合と抽出のメカニズムを備え，コンフリクトを検出/管理
・改訂番号とコンフィギュレーションの管理