ウイルス対策ソリューション・ベンダーの英Sophosが米国時間3月5日に,2001年2月におけるコンピュータ・ウイルスの被害状況をまとめた調査結果を発表した。検出されたウイルスのトップ10は以下の通り。
■表 2001年2月のウイルス被害件数トップ101. 38.2% VBS/SST-A(別名Anna Kournikovaワーム)
2. 11.7% W32/Apology-B
3. 7.8% W32/Hybris-B
4. 6.2% VBS/Kakworm
5. 3.8% W32/Navidad-B
6. 3.2% W32/Flcss
7. 2.8% VBS/Lovelet-AS
8. 2.6% WM97/Marker-C
9. 2.2% Troj/JetHome
10. 1.6% W32/Verona-Bその他 19.9%
出典: Sophos社
「1位のVBS/SST-A(別名Anna Kournikovaワーム)は特別に高度なものではない。それにもかかわらず世界中の数十万人がだまされた。ユーザは最新のアンチウイルス・ソフトを利用し,安全なコンピュータ利用の基本ルールに従うべきである。まずクリックする前によく考えることだ」(Sophos社Anti-Virus部門上級技術コンサルタントGraham Cluley氏)。
Sophos社によれば,2001年2月に875種類の新種ウイルスが検出されたという。現在,同社製品が検出できるウイルスは,6万1026種類にのぼる。
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