半導体製造装置・材料に関する業界団体Semiconductor Equipment and Materials(SEMI)が米国時間3月1日に,2000年における世界の半導体製造装置市場についてまとめた報告書「Semiconductor Equipment Market Statistics (SEMS) Report」の内容を明らかにした。 SEMIおよび日本半導体製造装置協会 (SEAJ) のメンバ企業が提出したデータをもとに集計した結果である。6つの主要地域と21の製品カテゴリに関するデータが含まれる。

 それによると,2000年の世界における半導体製造装置の売上高は,出荷ベースで前年比90%増の484億ドルに達した。1999年は255億ドルだった。

 「2000年は記録的な成長を遂げた。地域別では台湾が引き続き好調で,初めて半導体製造装置市場で2位となった」(SEMI議長兼CEOのStanley T. Myers氏)。

 シンガポール,マレーシア,中国,その他の東南アジア諸国を合わせた地域の売上高は,前年比116%増の60億ドルに達した(1999年は27億9000万ドル)。北米は同77%増の131億5000万ドル(同74億5000万ドル)で,引き続き首位。2位は台湾で同108%増の94億2000万ドル(同45億2000万ドル),3位には僅差で日本がつけ,同67%増の92億2000万ドル(同55億2000万ドル)だった。

 欧州は同105%増で66億2000万ドル(同32億4000万ドル),韓国は同100%増の39億6000万ドル(同19億8000万ドル)となった。

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