米Oracleが米国時間2月28日に,大学向けシステム「Oracle Student System 11i」をリリースしたことを明らかにした。「Oracle E-Business Suite」の一部として,学生や教職員,事務職員向けのセルフ・サービス機能を提供する。システムの開発には,米国の4大学,英国の2大学の協力を得た。

 願書の選考手続き,入学手続き,履修登録,成績表,学費等納入,各種調査,卒業,学生ローンなどといった情報へのアクセスをWWWベースで提供する。「学校関連の情報アクセスの利便性が飛躍的に向上する」(Oracle社)。支払い手続きもWWWベースで済ませることができる。

 教職員向けには,授業のスケジュール管理や授業を履修する学生の名簿,成績表管理などの機能を提供する。

 「大学での情報サービス全体を網羅しているという点で,学生の登録システムなど一部の機能のみに特化した他社の製品と異なる」(調査会社の米Current Analysis,e-Business and Business Intelligence部門担当副社長のMike Schiff氏)。

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