米Sun Microsystemsが米国時間2月27日に，UNIXワークステーション「Sun Blade 100」を発表した。価格は995ドルから。
CPUは動作周波数500MHzの64ビット・マイクロプロセサ「UltraSPARC IIe」。OSは「Solaris 8」。最大2Gバイトの主記憶と，2次元グラフィックス・アクセラレータを搭載する。同日発表した3次元グラフィックス・アクセラレータ「Expert3D-Lite」を組み合わせることもできる。
USBポート（4基），IEEE 1394対応デジタル・ビデオ・ポート（2基），10/100BASE-TのEthernetポートを装備。Windowsアプリケーションを走らせることができるコプロセサ・カード「SunPCi II」をオプションで用意する。15Gバイトのハード・ディスク装置を2台組み込むことができる。「StarOffice 5.2」「Netscape Navigator」「Acrobat Reader」「PC FileViewer」「SunForum 3.1」などのソフトウエアが付属する。
Sun Blade 100はソフトウエア開発，EDA（electronic design automation），金融サービス，エントリ・レベルのMCAD/MCAE（mechanical computer-aided design/mechanical computer-aided engineering），教育や研究，DCC（digital content creation）などの市場に向ける。
「パソコンの価格で64ビットのUNIXワークステーションを提供する。技術ユーザーのWindows NTへの移行を引き留め，Sun社のUNIX市場におけるトップの地位を維持する」（Sun社）としている。
Sun社はSun Blade 100の世界市場に向けた量産出荷を同日開始した。Sun社の基本サービスとサポート，1年間の保証が付く。
価格は995ドルから。995ドルのエントリ・レベル・モデルはWWWを介した米国の注文のみ受け付ける。構成は，動作周波数500MHzのUltraSPARC IIe，Solaris 8，128Mバイトの主記憶，15Gバイトのハード・ディスク装置，8MバイトのSGRAMを搭載した2Dグラフィックス・アクセラレータ「PGX64」，48倍速のCD-ROMドライブ，USBポート（4基），IEEE 1394対応デジタル・ビデオ・ポート（2基），10/100BASE-TのEthernetポート。
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