米Rambusが米国時間2月26日に,データ転送速度3.125Gビット/秒のI/Oセル「3.125 Gbps SerDes(Serializer/Deserializer)」の提供を始めたことを明らかにした。次世代サーバI/O「InfiniBand」をはじめ,伝送速度10GビットのEthernetやSONET(Synchronous Optical Network),Fibre Channel,ルータのバックプレーン・リンクなどのアプリケーションに向ける。

 Rambus社は,1月末に開催された展示会「DesignCon 2001」で,この「3.125 Gbps SerDes」を高速ネットワークに適用したデモンストレーションを披露している

 「3.125 Gbps SerDes」は,1.0Gビット/秒~3.125Gビット/秒のデータ通信に対応,InfiniBandの伝送速度2.5Gビット/秒を大きく上回る。InfiniBandのリンク数に応じて,シングル・チャネル版と4チャネル版の2種類を用意する。帯域幅は最大12.5Gビット/秒,全二重で最大25Gビット/秒への引き上げが可能である。0.18μmルールのCMOSプロセスで製造する。2001年中に0.13μmルール版も投入する予定。

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[発表資料]