米Dell'Oro Groupは米国時間2月22日,2000年第4四半期(2000年10~12月期)における高密度波長分割多重装置(DWDM:Dense Wavelength Division Multiplexing)市場に関する調査結果を発表した。
売上高ベースの市場規模は前期比27%増の22億800万ドル。カテゴリ別でみると,大都市DWDM市場が同45%増と大きく伸び,長距離DWDM市場は同25%増だった。ベンダー別でみると,首位はカナダNortel Networksで,前期比44%増と売上高を大きく伸ばした。2位は米Cienaで同21%増。3位の米Lucent Technologiesは同26%減と売上高は大きく低下した。また富士通は前期比43%減で5位と大きく後退している。詳細は以下の通り。
表 DWDMの売上高ランキング(2000年第4四半期)順位 | ベンダー | 伸び率(前期比) |
1
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Nortel Networks |
+ 44%
|
2
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Ciena |
+ 21%
|
3
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Lucent Technologies |
- 26%
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4
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Alcate |
+ 40%
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5
|
富士通 |
- 43%
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6
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ONI |
+ 82%
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なお,Dell'Oroは,DWDM市場が2000年の74億ドルの水準から2005年には365億ドル規模に成長するとの予測を2001年1月に発表している(関連記事)。
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