米EMCは米国時間2月21日，2001年の業績を下方修正すると発表した。2001年（暦年ベース）の売上高伸び率が25～35％にとどまるという。米メディアの報道によると，同社のCFOであるBill Teuber氏は2001年1月，2001年の売上高伸び率について30％半ばを見込んでいると発表していた。
これについて同社では次のように声明を発表している。
「2000年第4四半期に米国経済の失速があったものの当社は好調な業績を達成できた。また2001年第1四半期おいては，世界市場におけるEMCの記録装置システム，ソフトウエア，サービスへの需要は依然高い状態が続いている」（EMC社）。
インターネット企業の支出が激減したことにより米国の資力は衰えたが，世界の大企業からの需要増，情報ストレージのネットワーク化の進展，国際ビジネスの成長が好調であり，これにより2001年の売り上げ目標である120億ドルを達成できる，という。
2000年の売上高は88億7000万ドルだった（関連記事：米EMCのQ4決算は40％増収，49％増益，LAN接続ストレージは3.5倍増）。
「経済情勢にかかわりなく，EMCはマーケット・シェアを拡大し，自社ブランドへの投資を続ける。コストと在庫を注意深くみながらプレゼンスを高めていく」（同社）。
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