米VeriSignがNTTドコモおよびスウェーデンのEricssonにデジタル認証技術を提供したと発表した。フランスのカンヌで開催中の「3GSM World Congress」で,現地時間2月21日に明らかにしたもの。

 NTTドコモとの提携では,1月末発売のJava対応iモード携帯電話機「503i」に,VeriSign社のデジタル認証技術(認証ルート・キー)「Secure Server ID」や128ビットSSL対応のサーバーIDを製造段階で組み込む。

 Ericsson社との提携では,同社のWAP対応携帯電話機「R380」「R520」に無線対応認証キー発行ソフト「Mobile Certificate Authority」を組み込み,携帯電話機とWAPサーバー間を128ビットSSLで暗号化する。

 「携帯端末によるバンキング・サービスや株式売買,その他の取引などでセキュリティを確保できる」(VeriSign社)。

 VeriSign社は,米Motorolaとも2000年10月に同様の提携関係に入っており,Motorola社の携帯電話機に,VeriSign社の認証ルート・キーを組み込んでいる

なおNTTドコモは,すでに日本ボルチモアの認証ルート・キーを搭載することも明らかにしている。

◎関連記事
MotorolaとVeriSignが提携拡大,無線端末のセキュリティ機能を共同開発
VeriSignが認証サービス部門「Authentication Service Bureau」を開設
「mコマース市場は2006年に2300億ドル規模に成長」---。Strategy Analytics
mコマースの世界市場,2003年には76億ドル規模に,米Jupiter Research

[発表資料1]
[発表資料2]