米Microsoftが米国時間2月21日に「Small Business Server 2000」の出荷を始めたことを明らかにした。すでにパソコン・メーカーや小売店,テクノロジ・プロバイダやコンサルタント会社を通じて販売を始めている。

 Small Business Server 2000は小企業(パソコンの保有台数が50台以下)に向けたWindows 2000用のサーバー・アプリケーション群で,BackOffice Small Business Server 4.5の後継品である。

 「Small Business Server 2000はWindows 2000世代に向けた.NET Serverソリューション。電子メール,ファクス,データベース,安全なインターネット共有接続などの機能を提供する」(Microsoft社)。

 Small Business Server 2000の価格は1499ドル。サーバー・ライセンスと5台のクライアント・ライセンスが付く。なおSmall Business Server 4.5のユーザへはアップグレード・サービスを用意する。

 Small Business Server 2000には以下のソフトウエア/機能が含まれる。

・Windows 2000 Server Standard Edition(Service Pack 1を同梱)
・統合グループウエアの「Exchange 2000 Server Standard Edition」
・インターネット・ゲートウエイ「Internet Security and Acceleration Server 2000(旧名:Proxy Server)Standard Edition」
・データベース管理システム「SQL Serverェ 2000, Standard Edition」

 この他,ファクス共有,モデム共有,WWWサイト作成・管理ソフト「FrontPage 2000」,Windows Terminal Services,統合セットアップなどの機能/ツールが含まれる。

 なお米Dell Conputerが同日に,Small Business Server 2000を工場出荷時にインストールしたサーバ製品「PowerEdge 300」「同1400」「同2400」「4400」を今春にもリリースすることを明らかにした。このほか同製品を採用する主要なハードウエア・メーカには米Compaq Computer,米Gateway,米HP(Hewlett-Packard)がある。

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[Microsoft社の発表資料]
[Dell社の発表資料]