日経バイト誌は,99年11月2日,台湾First International Computer(FIC)社が「特許の侵害」で米Intelから訴えられたことを明らかにしたと報じた。訴えられたのはFIC社のほか,米国子会社First International Computer of America(FICA)と米Everex社。

 都内で記者会見を行ったIntel社の社長兼CEOのCraig Barrett氏は,この件に関して一部で出ている「提訴がPC 133対応のチップセットを牽制するためで,Direct Rambus DRAM対応チップセット820の出荷遅れと関係あるのではないか」との観測を否定した。

 また,VIA社は99年6月30日に,Intel社からVIA製チップセットApollo Pro 133/133Aに関して訴えられているが,インターネットのニュース・サイトnews.comによると今回の提訴ではVIA社の製品を使っていること自体は問題にしていない。Intel社のもつシステム・レベルの特許に対する侵害を問題視している。

 この件の詳細に関して,Intel社の日本法人インテルの広報室によると「確認がとれていない」という。