Sun-Netscape Allianceの一部門であるiPlanet E-Commerce Solutionsが米国時間2月19日に，WWWサーバとアプリケーション・サーバーの新製品を発表した。「iPlanet Web Serve バージョン6.0」と，「iPlanet Application Server Standard Edition 6.0」「同Enterprise Edition 6.0」「同Enterprise Pro Edition 6.0」である。

　iPlanet Web Server 6.0ではダイナミックなWWWコンテンツ配信に向けた拡張性や柔軟性を高めた。仮想ドメインに対応する。セキュリティ機能の強化も図った。

　iPlanet Application Server, Standard Edition 6.0はWWWアプリケーション開発を計画する企業に向けたエントリ・レベルの製品版。「Java Servlets」対応機能，「JavaServer Pages」技術，セション管理と監視機能が含まれる。

　iPlanet Application Server, Enterprise Edition 6.0は「Java 2 Platform, Enterprise Edition（J2EE）」に準拠する。拡張性の高いビジネス・ロジックの開発と導入を進める企業に向ける。「Enterprise JavaBeans（EJB）」に完全対応し，負荷分散機能，クラスタリング機能，分散トランザクション機能を備える。

　iPlanet Application Server, Enterprise Pro Edition 6.0は「企業向けハイエンド・アプリケーション・サーバーの性能をさらに高めた製品」（iPlanet社）。Enterprise Editionが備えるすべての機能をベースに，ビジネス・ワークフロー管理ツールやアプリケーション統合ツールを追加した。アプリケーション統合ツールはJ2EEの枠組みを利用する。米PeopleSoftの「PeopleSoft」，独SAPの「R/3」，米BEAの「Tuxedo」，米IBMの「CICS」といった企業向けアプリケーションと統合するための枠組み「Universal Integration Framework」を備える。

　iPlanet Web Server 6.0は2001年5月の発売予定で，価格は1CPU当たり1495ドル。iPlanet Application Server, Standard Edition 6.0は2001年6月に発売を予定しており，価格は1CPU当たり2995ドル。同Enterprise Edition 6.0は1CPU当たり1万9995ドルで直ちに出荷を開始する。同Enterprise Pro Edition 6.0は1CPU当たり3万9995ドルで，2001年3月に発売する予定である。

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