米Charles Schwabが米国時間2月15日に,2001年1月の月例報告書「Monthly Market Activity Report」を発表した。概要は以下の通り。

・1日当たりの取引件数は,前年比26%減の28万1800件。前月比では3%減。1日当たりの平均取引額は前年比26%減の22万2200ドルで,前期比5%減。

・Schwab社の投資信託サービス「Mutual Fund OneSource」の1日当たり取引件数は59万6000件で,前年同月26%減,前月比5%増。

・新規口座開設数は10万件。新規口座の資産は前年比約50%増の1口座当たり平均8万ドル。

・1月中の新規顧客資産は125億ドル。

・Schwab社が抱える顧客資産の総額は,前年比10%増,前期比は6%増の9197億ドル(2001年1月31日時点)。「Schwab 1000 Index」は1%減,前期比3%増。

 「投資家は企業に対し短期的な収益を求める傾向が強くなったほか,経済成長率などの指標を注意深く追うようになった。特に個人投資家にその傾向が強い。投資家は資金を投信に移し始めているようだ。その金額は1月だけで40億ドルを超えている。これは当社として史上2番めに高い数字」(Charles Schwab社社長兼共同CEOのDavid S.Pottruck氏)。

 Pottruck社長によれば,2月の最初の9日間でみた取引状況は,1日当たりの取引額が18万2000ドルと1月をさらに下回る水準であるという。

 「従業員数は12月から1月にかけて500人減少し,現在2万5800人。人員整理などにより経営コストをさらに切りつめていく」(Pottruck氏)。

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