米Sun Microsystemsが米国時間2月14日に,リアルタイムの情報交換に向けたインフラ・ソフトウエアを手がけるTalarian社に,「Java 2 Platform, Enterprise Edition(J2EE)」技術のライセンスを供与したことを明らかにした。

 「Talarian社はJ2EEライセンシ25社の仲間入りをする」(Sun社)。

 Talarian社はSun社からJ2EEのライセンス供与を受け,企業メッセージング向けプロトコル仕様「JMS」に対応したメッセージング・インフラを開発する。

 J2EEの「バージョン1.3」ではJMS対応APIを実装する。新たなEnterprise JavaBeansである「Message Driven Beans」も組み込む。Message Driven Beansはメッセージ送受信を行うアプリケーション向けコンポーネントの開発を簡易化するものである。

 Sun社はJMS 1.0仕様を含むJ2EE1.3仕様を2000年2月にJava Community Process(JCP)に提出している。2001年第3四半期に最終仕様を策定する予定である。

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