米Hewlett-Packard(HP)が米国時間2月13日に,Webサービス開発向けソフトウエア・スイート「HP Netaction」と「HP OpenView」を発表した。

 「二つのソフトウエア・スイートは連携操作が可能。合わせて25種類以上の新機能を備える」(HP社)という。

 HP Netactionは,インターネットを介したサービス「e-service」の開発,統合,導入を支援するソフト。「e-speak」や「Process Manager」といったHP社のソフトウエア技術と,HP社が買収した米Bluestone Softwareのアプリケーション・サーバー技術を組み合わせた。

 「Bluestone社のアプリケーション・サーバーは,J2EE (Java 2 Platform, Enterprise Edition)やXMLをベースにしており,Microsoft社の.NET環境にも対応する。Bluestone社のツールや技術を取り入れることで,HP社はインターネット操作環境の拡充を図った」(元Bluestone社CEOのP. Kevin Kilroy氏)。

 HP OpenViewはすでにネットワーク管理ソリューションの名称として使われているが,内容を拡充しソフトウエア管理スイートのファミリ名として用いる。Webサービスの迅速な開発や統合,管理が可能なインフラ構築を支援する。

 HP NetactionとHP OpenViewは,世界各地のHP社販売チャネルとHP社コンサルティング部門を通じて直ちに提供を開始する。

◎関連記事
HPがアプリケーション・サーバー・ベンダのBluestoneを4億ドルで買収
米サンが.NET対抗のWebサービス「Sun ONE」,技術やソリューションを明らかに
21世紀のシステム体系が登場 「Webサービス」を動的に利用
Webサービス実現への動きが加速
米大手が「Webサービス」で火花
Microsoftの新戦略 「.NET」で何が変わるのか

 Java関連の技術・製品・市場に関する情報は総合IT情報サイト『IT Pro』の「Java」で詳しくお読みいただけます。

[発表資料へ]