米Computer Associates InternationalのeBusinessアプリケーション部門interBizと米PricewaterhouseCoopers(PwC)が北欧地域のeBusinessサービスの提供に関して提携する。両者が了解覚書(Memorandum of Understanding:MOU)を作成したことをinterBizが現地時間2月8日に明らかにしたもの。

 PwC社とinterBizは,eBusiness向けソフトウエア・ソリューションやコンサルティング/インテグレーション・サービスなどを北欧の4カ国で提供していく。なおこの提携に先立ち,PwC社とinterBizはすでに顧客インプリメンテーションで協力体制を敷いているが,これが成功を収めていることからこれまでの関係を拡張し次の段階に進むことにしたという。

 今回の提携のもと,interBizのeBusinessスイート製品である「BizWorks」はPwC社のeBusiness戦略において重要な役割を担うことになるという。またPwC社はinterBizのサービス・チームを支援し,BizWorksの顧客への導入を促進させる。これにより顧客のeBusinessへのシームレスな移行を実現するという。

 BizWorksは,Computer Associates社の「Jasmineii」や「Unicenter TNG」,特許技術である「Neugents Technology」などの技術を取り入れたeBusinessスイート製品。「事業全体の情報の統合,パートナやサプライヤとの協調作業,WWWベースの情報資源の活用などを支援し,事業を成功に導く要素を総体的に把握できる環境を構築する」(interBiz)。

 「この10年間,多くの企業がERPなどのITシステムに多額の投資を行ってきた。合併や,買収,eBusinessへの移行により,従来のシステムは日常業務に耐えられなくなっているが,企業はこれまでの投資をあきらめることは望んでいないし,それを正当化する理由も見つけられない。BizWorksはこれらの企業が,既存のプラットフォームをベースにして,将来の成長に必要な機能性やリスクや業績の管理機能を構築できるようにする」(デンマークPwC,金融サービス/財務コンサルティング部門のAnders Holm氏)。

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