韓国のHyundai Electronics Industries(HEI)が米国時間2月6日に,フラッシュ・メモリ事業部門の業績について明らかにした。
2000年の売上高は1億1100万ドルで,1999年の400万ドルから3倍近くに成長した。十分な在庫を確保し,またDRAM製造工場を利用することにより供給不足の問題を解消したこことが売り上げ増加につながった。
フラッシュ・メモリ分野は全体的に成長をみせている。米Web-Feet Researchによると2001年におけるフラッシュ・メモリの市場規模は,2000年の113億ドルから40%以上増加する見込みだという。
「2001年は,米Advanced Micro Devices(AMD)や富士通が手がける低電圧フラッシュ・メモリの分野へ積極的な食い込みを図る。携帯電話機やセットトップ・ボックス,PDA,ネットワーキング/通信装置向けに電源電圧3Vの16Mビット・フラッシュ・メモリを投入する」(HEI社フラッシュ・メモリ事業部門上級副社長兼ジェネラル・マネージャのSteven Grossman氏)。
◎関連記事
■2000年のフラッシュ・メモリー世界市場,NAND型の需要が急激に増加
■フラッシュ・カード世界市場は年率50%成長,2004年には53億ドル規模
■StrongARMとDSP,フラッシュの3点セットで3G携帯電話に食い込み図るIntel
■Intelが多値フラッシュ・メモリーなどの供給でCiscoと契約
■米AMDが米パームと「Palm」向けフラッシュ・メモリ供給で提携
■米AMDと米シスコがフラッシュ・メモリ契約を変更,供給量を2倍以上に
■AMDがSiemens Automotiveと車載向けフラッシュ・メモリ供給で3年契約
■AMDがNortelとフラッシュ・メモリの大口契約,期間は3年
■AMDとLSI Logic,携帯電話向けLSI技術とパッケージ開発で提携
■AMDがHPとフラッシュ・メモリ供給で3年間の大口契約
■AMDがAlcatelとフラッシュ・メモリ供給で3億ドルの契約
■AMDとCisco,ネットワーク機器向けフラッシュ・メモリで大口取引
[発表資料へ]