米Sun Microsystemsと米Microsoftが米国時間2月5日に，米国の医療関連データ規格「Health Insurance Portability and Accountability Act」（HIPAA）に対応した医療システム向けソリューションをそれぞれ発表した。
　米ニュー・オーリンズで開催中の医療カンファレンス「Healthcare Information and Management Systems Society (HIMSS)」にて発表したもの。HIMSSは，米国防総省の医療関連部門Health Affairs (DoD/HA)などが後援している。

　HIPAAは，1996年に法制化された医療データの標準化に関する法律。患者など利用者へのサービス向上やシステム管理のコスト削減などを目的として制定された。

　Sunは，「Solaris 8」やJava技術，Jiniベースのネットワーク，公開鍵技術（PKI），XML技術など，既設のネットワークやWWWベースのアプリケーションを組み合わせた統合ネットワークを提供する。支払いシステムのポータル・サイトを開発する米MedUniteや医師向けのモバイル対応医療情報システム・ベンダー，米MDanywhereなどと提携している。

　一方のMicrosoftは，HIPAA対応のサーバー・ソフト「BizTalk Server Accelerator for HIPAA」を発表した。「BizTalk Server 2000」などの機能を提供する。HIPAAのリソースなどに関し，HIPAAのパブリッシャーである米Washington Publishingと提携している。「BizTalk Server Accelerator for HIPAA」は2001年第2四半期にリリースの予定で，価格は未定。

[Sunの発表資料]


[Microsoftの発表資料]