「サンフランシスコのベイエリアに拠点を置くインターネット企業は,1月だけで2100人以上の人員削減を実施した」。シリコンバレーの求人サイトを運営する米ValleyJobs.comが,調査結果を米国時間2月5日に発表したもの。

 同地域のインターネット企業は,12月にも2300人以上の人員を減らしており,2カ月で4400人の仕事が奪われたことになる。

 ValleyJobs.com社は,インターネット企業が抱える三つの問題を指摘する。
1)オンライン広告の不振
2)競争の激化とビジネスモデルの破たん
3)ベンチャー・キャピタルや投資家からの資金供給の不足

 1月の行われた大きな人員削減には以下のものがある。

 米Disneyと米Infoseekが立ち上げたGo.comが営業を停止し,400人の人員を削減した。ブロードバンド・サービスの米Excite@Homeでは150人,米AltaVistaでは全従業員の25%に相当する200人が職を失った。

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[発表資料]