米Intelと米Cisco Systemsがフラッシュ・メモリーの供給に関して提携関係に入った。Intel社が米国時間2月5日に両社が合意に達したことを明らかにしたもの。
 Ciscoはケーブル・モデムやデスクトップ向けスイッチ製品,低価格ルーターといった通信機器向けに,Intelからフラッシュ・メモリを購入する。


 IntelとCiscoはこの契約を両社の戦略的関係を代表するものと位置づけている。この契約に基づき,「Ciscoは今後3年にわたり,IntelからStrataFlash技術を含む高密度フラッシュ・メモリ製品を購入する」(Intel)。


 「Ciscoとの長期契約は,通信分野に市場を拡大しようというIntelの方針を反映するもので,我が社は今後も,インターネット経済に向けたビルディング・ブロックの大手サプライヤとして業界に貢献しつづける」(Intel社Flash Products Group副社長兼ジェネラル・マネージャのCurt Nichols氏)。


 Intelがフラッシュ・メモリーの製造を始めたのは1998年。2000年4月には0.18μmルールの半導体プロセスを採用した製品を発表した。その後2000年末までに,サンタクララ,オレゴン州,ニューメキシコ州で量産を開始している。2001年にはコロラド州の専用施設での量産開始を予定している。また2001年においてはメガバイト単位にして1999年当時の4倍の生産量を達成するという計画を立てている。


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