米Allied Business Intelligence (ABI)が米国時間5月24日に,世界の翻訳市場を調査した結果を発表した。この場合の翻訳市場には,人間による翻訳,機械による翻訳,ソフトウエアやWWWサイトのローカライズが含まれる。調査によると市場は2000年に130億ドル近くに上昇し,2005年終わりには227億ドル規模に達するという。

 インターネットの普及や経済のグローバル化によって翻訳の必要性が増している。ABI社アナリストのAmy Basta氏によると2000年から2005年のあいだに世界のインターネット加入者数は年平均約23%で増加するとみられる。

 英語以外の言語を用いたWWWサイトが増えるに従い,英語以外のインターネット・ユーザ数が増加する。ユーザは当然,母国語で提供されるサイトからオンライン購入を行う。そのため世界規模の電子商取引市場での成功をめざす企業は,複数言語に対応したWWWサイトを提供するようになる。

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