米Andersen Consultingが米国時間6月20日に,デジタル・ビデオ/音楽/ブックの市場は2005年には90億ドル規模になるとの調査結果を発表した。デジタル機器とデジタル・コンテンツ市場について調査したもので,米国の平均的なメディア消費者600人以上を対象にインタビュー形式で実施した。

 今後5年のあいだに,エンターテインメント・コンテンツにアクセス(合法に)できるデジタル機器を利用すると回答した消費者(15~55才)が半数以上にのぼった。主な調査結果は以下の通り。

・デジタル音楽,消費者向け電子ブック,ビデオ・オン・デマンドの市場は,2005年にそれぞれ32億ドル,23億ドル,31億ドルに達する。これまでの予測を大きく上回る。

・消費者がデジタル・オーディオ,インタラクティブTV,電子ブックを導入する際に考慮する最も重要な要素は「コンテンツの可用性」である。

・2005年に電子ブック・プレーヤを購入する消費者は2800万人。インタラクティブTVは3100万人,デジタル・オーディオ機器は3700万に達する。

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