米Compaq Computerは米国時間1月29日に,同社が米Intelのネットワーク・アプライアンス製品「NetStructure」の取り扱いを始めると発表した。Compaq社はIntel社との契約により,同日付けでNetStructure製品の顧客への推奨と販売を始める。

 取り扱い対象となるのは,XMLやSSL(Secure Sockets Layer),VPN(仮想私設網)向けのNetStructure製品である。なおIntel社は1月24日に,ネットワーク・アプライアンス製品「NetStructure」の販売を取りや め,OEM(相手先ブランドによる生産)供給に一本化する方針であると発表している。2001年前半にも販売形態のOEM供給へのシフトを終える予定である。

 Compaq社は,自社のネットワーク・アプライアンス製品「TaskSmart」とともにIntel社製品を加えることで製品ラインを拡充する。「2004年には167億ドル規模に増大すると言われるサーバー・アプライアンス市場(米IDC調べ)を狙う」(Compaq社)。

 Compaq社が取り扱いをはじめる製品は以下の通り。同社の販売チャネルなどを通して直ちに利用可能になるという。

・NetStructure VPN Gateway製品
・NetStructure e-Commerce Accelerator製品
・NetStructure XML Traffic Director製品

 価格は2550ドルから。なお当初のサービスとサポートはIntel社が行う。

 両社は数カ月後にも,これらNetStructure製品をベースとしたTaskSmartブランドの開発に関して協力体制を敷く予定である。

 なおIntel社はすでに,NECや富士通,米Hewlett-Packard(日本ヒューレット・パッカードも含む),日立製作所などにNetStructure製品をOEM供給している。

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