米IBMとカナダのResearch In Motion (RIM)は米国時間1月24日,企業顧客に向けた無線ソリューションの提供で両社が協力体制を敷いたと発表した。RIM社の無線電子メール端末「BlackBerry」を使って,企業の従業員などが企業の電子メール・システムにアクセスできるようにする。
 この提携のもと,IBM社傘下のIBM Global Servicesは自社の無線ソリューションに,BlackBerryをベースとしたソリューションを追加する。また,IBM社は専門家チームを結成し,企業向け無線システムを提供していく。BlackBerryと企業の電子メール・システムおよびイントラネット・バックエンド・システムとの統合に重点を置くという。またこのチームにより,コンサルティング,設計,システムインテグレーションといったサービスも提供する。
 「顧客はIBM Global Servicesに,企業通信システムの無線対応や,完全なかたちのモバイルe-businessソリューションを実現して欲しいと願っている。BlackBerryとIBMの企業向けサービスを使って,無線電子メール・ソリューションのエンド・ツー・エンドのサービスを提供する」(IBM Global Services,mobile e-business部門事業部長のDean Douglas氏)。
 これら両社共同開発のソリューションにより,顧客企業は,電子メールの送受信,イントラネットへの接続,カレンダの更新,販売ツールへのアクセスといった,さまざまな無線サービスが利用できるようになるという。

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