ドイツSuSE Linuxは現地時間1月25日,「SuSE Linux 7.1」を2001年2月12日に出荷すると発表した。先にLinus Torvalds氏らがリリースした「Kernel 2.4」をベースとし,2000年10月にリリースされた「KDE 2.0」を組み込んだ製品。x86互換プロセサ向け。
 SuSE Linux 7.1は,ソフトウエアとドキュメントを初心者やデスクトップ・ユーザ向けに仕立てた「SuSE Linux 7.1 Personal」と,サーバーの運用に必要なアプリケーションをバンドルした上級者向けの「SuSE Linux 7.1 Professional」を用意。
 Personal版では,インストール用アシスタント「YaST2」を使って,SuSE Linuxを20分でインストールし,必要なセットアップが行えるという。また,スクリーン・ショットを多用したマニュアルも付属する。
 Professional版は,Cライブラリ「glibc 2.2」を採用。IPv6 (Internet Protocol Version 6) に対応する。YaST2によりプリンタのコンフィギュレーションやプリンタのジョブ管理が可能となっている。なおYaST2では,CDやDVDからだけでなくFTP経由でのインストールも可能となった。
 価格は,Personal版が29.95ドル。CD3枚,マニュアル3冊,60日間の導入サポートが付属する。Professional版は69.95ドル。こちらはCD7枚,DVD1枚,マニュアル4冊,90日間の導入サポートが付属する。
 SuSE社は2月12日にリリースする7.1版と並行して,Kernel 2.2.xベースの現行版も引き続き提供していくとしている。

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