米Hewlett-Packard (HP) が米国時間1月23日に,ドキュメントの配信/管理/印刷/ファクス送信といった機能を備える単機能サーバを発表した。「HPドキュメント・ルータ」と呼ぶ。

 同社のコンセプト「インターネットに対応したプリント・サービス(printing e-service)」に則した製品である。

 HPドキュメント・ルータは書類出力に関するハードウエアとソフトウエアを一つにまとめた。プラグ・アンド・プレイ機能を備える。ファクス送信,電子メール配信,ローカル/リモート操作の印刷,イントラネット・パブリッシングに対応する。

 「さまざまな送信先に書類を確実に配信し,ビジネス・プロセスの効率化を図る。企業のコミュニケーションを円滑にし,ワークフローを改善することで生産性と投資利益率の向上を支援する」(HP社)としている。

 HPドキュメント・ルータはDezel社の技術を利用している。「ユーザーは配信の完了を管理することができる。また配信が失敗した場合には,HPドキュメント・ルータが書類を再送信する」(Dazel社COO兼社長のJoe Corso氏)。

 HPドキュメント・ルータは,HP社製品だけでなく主要メーカーのプリンタ,ファクスなどに対応する。OSはWindows,UNIX,AS/400,Macintoshなど。メインフレームでの印刷にも対応する。

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