電子機器製造請負(EMS:Electronics Manufacturing Service)大手の米Solectronが米国時間1月23日に,米Centennial Technologiesを買収することで,両社が最終的な合意に達したことを明らかにした。買収金額はおよそ1億800万ドル。

 株式交換で支払う。Solectron社が296万株を発行してCentennial社の全株式を取得する。買収手続きの完了は2001年第2四半期を予定している。

 Centinnial社はSRAMやフラッシュ・メモリーを用いたメモリ・モジュールやメモリ・カードの製造を手掛けている。これらはOEM向けおよびエンド・ユーザー向け製品で,音声通信電話やデータ通信,モバイル・システム,医療システムなどで使われている。

 Centennial社の本社はマサチューセッツ州Wilmington。カリフォルニア州,フロリダ州,ニューヨーク州,ノース・カロライナ州,インディアナ州,ペンシルバニア州,テキサス州などに国内拠点を持つほか,海外本社として英国に拠点を持つ。

 この買収により,Solectron社はCentennial社を傘下のTechnology Solutions Business部門に組み込む。同部門には,Solectron社が1999年に20億ドルで買収したメモリ・モジュール・ベンダーの米SMART Modular Technologiesをはじめ,Force Computer社なども組み込まれている。

◎関連記事
米ソレクトロンの2000年9月~11月期決算,100.9%増収,73.6%増益
米ソレクトロン,米IBMのオランダの修理センターを買収
【TechWeb特約】脱PC化進める米国パソコン・ベンダー,行く手に壁

[発表資料へ]