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「大スランプ! Q4の米国PC市場は台数ベースで前年同期比0.3%増」と米IDC「2000年第4四半期における世界のパソコン出荷台数は3668万台で,前年同期比9.2%増だった。米国市場は1254万台で前年同期比0.3%増,前期比3.6%減に終わった」。米IDCが米国時間1月22日にパソコン販売に関する速報値を発表した。 「特に第4四半期の後半に,米国経済の減速という懸念が消費者心理に影響し,需要が押し下げられたことは明らか。企業向け市場でも購買意欲の点でいまひとつ盛り上がりに欠けた」(IDCマネージャーのRoger Kay氏)。 地域別にみると,欧州市場での落ち込みがひときわ大きかった。一方でアジア太平洋地域への影響は軽微だった。 「景気の先行き不透明感が蔓延してきたことに加え,高性能のマイクロプロセサやWindows Meなど新製品の販売に勢いがないことも成長鈍化の一因。米国や欧州などの地域では,消費者市場が飽和状態にあることが状況をさらに深刻化させている」(IDCディレクター,Loren Loverde氏)。 ベンダー別にみると,米国市場では米Dell Computerが22.3%のシェアを獲得して首位を堅持した。前年同期比の伸び率は32.5%増で,僅差で2位につけていた米Compaq Computerを大きく引き離した。Compaq社は-5.3%とマイナス成長で,シェアを16.2%から15.3%に0.9ポイント落とした。Dell社の32.5%増はマイナス成長が目立つベンダー各社のなかでダントツの伸び率である。 3位は米Hewlett-Packard(HP)で,シェアは前年同期比20.8%増の12.4%。大手ベンダーのなかで唯一,第4四半期に消費者向けの販売が好調だった。 4位の米Gatewayは消費者向けを主力としていることから落ち込みが大きく,前年同期比-6.8%と振るわなかった。シェアは前年同期の9.2%から8.6%に縮小した。 5位の米IBMは前年同期比7.2%増で,シェアは0.3ポイント・アップの5.9%。「消費者向け販売を直販に切り替えた転換期としては,まずまずの健闘ぶり」(IDC)。 また上位5社以外の「その他」のベンダーが-15.0%と大きく落ち込んでいるのが目立つ。シェアは,前年同期の41.9%から35.5%に縮小した。 世界市場でもベンダーの順位はこれまでと変わらず,Compaq社,Dell社,HP社,IBM社,富士通-Siemensの順。 前年同期比の伸び率をみると,米国市場とは異なり,各社ともプラス成長となった。Dell社が30.9%増で群を抜いている。HP社も18.9%増と大きくシェアを伸ばした。首位のCompaq社は4.2%増にとどまり,2位のDell社との差が前年同期の3.6ポイントからわずか1.0にまで縮小している。 世界市場全体の前年同期比の成長率は9.2%。IDCは12月7日の時点では,「Q4の世界PC市場,米国以外は堅調で前年同期比19.6%増」との予測を発表していた。 詳しい調査結果は以下の通り。 ■表1 2000年第4四半期のベンダー別パソコン出荷台数 <米国市場>(単位:1000台/速報値)
注)数値にはOEM販売を含まない。 出典: IDC, January 2001 ■表2 2000年第4四半期のベンダー別パソコン出荷台数 <世界市場>(単位:1000台/速報値)
注)数値にはOEM販売を含まない。 出典: IDC, January 2001 なお,米Gartner GroupのDataquest社も1月19日に2000年第4四半期のパソコン販売に関する速報値を発表している。IDCの「米国市場は前年同期比0.3%増」に対し,Dataquest社は「6.4%増」と報告している。
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