米Dell Computerが米国時間1月22日に,SAN(storage area network)向けストレージ・システム「PowerVault 660F」を発表した。

 PowerVault 660Fはラックマント型のストレージ・アレイ。インタフェースはFibre Channelである。一つのSANで,最大20台のサーバーと70Tバイトのストレージに対応できるという。

 標準タイプ1台の記録容量は7Tバイト以上。厚みは3U(約13.3cm)で,14台のFibre Channelベースのハード・ディスク装置から成る。

 Dell社はPowerVault導入サービスを提供する。SAN向けハードウエア,ソフトウエア,サービス,サポートから成り価格はエントリ・レベルのSAN構築1件につき4万5000ドル未満から。

 またDell社はSAN向けソフトウエアも同日発表した。ストレージ・システムの設定や管理を簡素化する「Array Manager」や,外部ストレージ・システムをWindows NTやWindows 2000搭載サーバーで共有するための「Storage Consolidation」,マルチクラスタ構成に対応する「Windows Clustering」などである。

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