「業界は第3世代(3G)の無線ネットワークの導入に関して非常に楽観的である」などとする調査結果を,英ARC Groupが現地時間1月17日に発表した。3G事業関連の専門家560人を対象に調査を実施したもの。

 それによると,回答者の64%は2001年中に3G無線ネットワークの試験運用が始まると考えている。また65%が,2002年には地元地域で商業運用が立ち上がると予測している。

 しかしながら,82%が3Gサービスの展開における主な障害の一つとして,「ハンドセットの供給不足」を挙げた。この点をもっとも懸念しているのは3Gネットワーク事業者(87%)で,コンテンツやアプリケーション開発者の関心度(77%)はそれを下回った。

 その他の主な結果は以下の通り。

・回答者の過半数は,多くの地域GSM事業者がGPRSを導入すると予測。EDGEを採用するとみる回答者は4分の1以下だった。

・40%が,3Gネットワーク導入に対する周波数のオークション・プロセスの影響は「ほとんどない」あるいは「まったくない」と回答。

・42%が,消費者向けUMTSサービスの開始時には90kビット/秒超のデータ転送速度が期待できるとしている。

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