米IBM傘下のLotus Development社が米国時間1月15日に,サーバー製品群の発表を行った。

 ナレッジ・マネジメント向けサーバー「Discovery Server」は企業ポータル「Lotus K-station」と組み合わせた利用を想定する。ナレッジ・マネジメント・システム「Knowledge Discovery System」の主要コンポーネントと位置づける。オランダのPhilips International,Shearman & Sterling社,フランスCap Gemini Ernst and Young Consultingなどがすでに採用しているという。

 Lotus Discovery Serverは,Knowledge Discovery Systemの一部として2001年第1四半期に出荷を開始する。価格は1ユーザー当たり395ドル。複数ユーザーの場合は価格の割引を適用する。

 Windows NT (SP6a) またはMicrosoft Windows 2000で動く。Internet Explorer 5.01,Lotus Notes Release 5,10Gバイトのハード・ディスク装置,384Mバイトの主記憶,500MHzのPentium II以上のCPUが必要である。その他のOSにも対応させる予定である。

 無線サーバー「Domino Everyplace」系列製品は,モバイル機器を利用する従業員が電子メールだけでなく,SFA(営業支援システム),CRM(customer relationship management),SCM(supply chain management)などのサービスやコンテンツを利用できるようにするもの。

 Domino Everyplace系列サーバーには,WML(Wireless Markup Language)対応の端末,たとえばWAP対応携帯電話機やページャ,SMS(short messaging service)端末などにメッセージングやPIM(個人情報管理)機能を提供する「Domino Everyplace Access」,無線機器とDomino間で電子メールやカレンダ,電話帳,to-doリストを同期化する「Domino Everyplace Sync」,モバイル機器や無線機器向けのアプリケーション開発環境を提供する「Domino Everyplace Enterprise」などがある。

 Domino Everyplace Access,Domino Everyplace Sync,Domino Everyplace Enterpriseは2001年前半に利用可能になる。価格は追って発表する。

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[www.lotus.comに掲載の発表資料1]
[www.lotus.comに掲載の発表資料2]
[www.lotus.comに掲載の発表資料3]